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2007年02月のトピックス

ニホンアカガエルのオタマジャクシが続々とふ化しています。 2007年02月28日
ニホンアカガエルのオタマジャクシ
ニホンアカガエルのオタマジャクシが続々と
ふ化しています。写真の小さな細長い黒いところ
がそのオタマジャクシです。探してみると、まだ
わずかですが産卵も行われているようです。
これからしばらくはオタマジャクシと卵の両方を
トンボの湿地やヨシの湿地で楽しめそうです。
文:吉鶴 撮影:中尾
撮影場所:トンボの湿地にて
猫柳はフリソデヤナギでした。 2007年02月27日
フリソデヤナギ
トンボの湿地でふかふかの冬芽を着ていた
猫柳(ねこやなぎ)が咲き始めました。
今まで、ネコヤナギかフリソデヤナギか
分からなかったのですが、花が開いたこと
でやっとフリソデヤナギと判明しました!
フリソデヤナギはネコヤナギとバッコヤナギ
の雑種で、雄花序の花糸を見るとネコヤナギ
かフリソデヤナギか区別ができます。
文:冨岡 撮影:冨岡
撮影場所:トンボの湿地にて
ヒサカキが咲き始めました。 2007年02月25日
ヒサカキ
ボランティアさんにヒサカキが咲いていたと
教えられ、さっそく撮影してきました。他の
株はツボミもまだまだ固い状況ですが、この
株で3分咲きといったところでしょうか。
あちこちで春の足音がわかるこの頃の森です。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:4番付近にて
ホトケノザが咲き始めました。 2007年02月24日
ホトケノザ
トンボの湿地でホトケノザが咲き始めました。
ヒメオドリコソウと花が似ていますが、ヒメ
オドリコソウは花が葉っぱに半分隠れるよう
に咲くのに対し、ホトケノザは葉の間から
すくっと立ち上がるように咲くので区別が
できます。名前の由来は、葉っぱが蓮華座
(蓮の花をかたどった、仏像の台座)に似て
いることから名づけられました。ちなみに、
春の七草のホトケノザは、コオニタビラコ
という別の植物です。コオニタビラコは
食べられますが、ホトケノザは食べられ
ないので、間違えて食べないでくださいね。
文:冨岡 撮影:水野
撮影場所:トンボの湿地にて
ヒメカンスゲが咲いていました。 2007年02月22日
ヒメカンスゲ
何か春の花が咲いていないかなぁと思いながら
森の中を歩いていたら、ヒメカンスゲの花を
見つけました。スゲの仲間は目立たないものが
多く、種類を見分けるのがとても難しいのですが、
ヒメカンスゲは、花の少ないこの時期にわりと
目立つ花をつけるので、分かりやすいスゲです。
文:冨岡 撮影:冨岡
撮影場所:観察路9と10の間にて
斜め帽子の小人さん。アベマキの冬芽。 2007年02月21日
アベマキの冬芽
冬芽の第2弾。今回は、アベマキの冬芽を
見てみました。アベマキの冬芽は十二単の
様に何枚もの芽鱗(がりん)に包まれた
冬芽です。帽子を斜めにかぶった森の小人
みたいで、私のお気に入りの1つです。
文:冨岡 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
クチベニタケのおちょぼ口を楽しみました。 2007年02月20日
クチベニタケ
だいだい色の口紅をつけたようなクチベニタケは
おちょぼ口がかわいらしい、1センチぐらいの
かわいいキノコです。道沿いのちょっとしたガケに
出ている姿を楽しむことが、何ヶ所かでできます。
文:吉鶴 撮影:水野
撮影場所:ソヨゴの道にて
気がつくとアセビが満開でした。 2007年02月18日
アセビ
ふと気がつくと、アセビが満開になっていました。
アセビはなぜか、この森では数が少ない植物です。
この株が終わると、ここでは花が観察できなくなり
ます。他ではこれから見ごろというのに、うーむ。
ちなみにこの木は観察路から奥の見づらいところに
あります。写真は鳥も撮影できる望遠レンズを使用
し、さらにトリミングしてかなり拡大しています。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:6番付近にて
ヒメフナムシの仲間を観察しました。 2007年02月17日
ヒメフナムシの仲間
海に行くと岩場やテトラポットの上をワサワサと
走り抜けていくフナムシ。その雰囲気がゴキブリ
に似ているためにフナムシはあまり人気がないと
思います。じつは森にもこの仲間がいます。
落ち葉の下など目立たないところにいること、
大きさが1センチに満たない小ささということ、
色が土や落ち葉に同化する目立たない色などから、
あまり気づかれない生きもののようです。
手元によい図鑑がないので種類はわかりませんで
したが、写真はニホンヒメフナムシかもしれません。
似た生きものではダンゴムシ、ワラジムシがいます。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ミズギボウシの湿地近くにて
オオイヌノフグリが咲いていました。 2007年02月16日
オオイヌノフグリ
春を代表する花、オオイヌノフグリがトンボの湿地
で咲いていました。まだ、数は多くはありませんが、
少しずつ春の花が咲いてきています。トンボの湿地
では他に、ノミノフスマも咲いていました。
文:冨岡 撮影:冨岡
撮影場所:トンボの湿地にて
ニホンアカガエルの産卵を観察しました。 2007年02月15日
ニホンアカガエル
14日、夕方の雨が上がるのを待って夜にトンボの
湿地に行きました。目的はニホンアカガエルの産卵
を見るためです。夜9時前からカエルが鳴き出し、
あちこちでカップルができあがりました。しかし、
意外と産卵するまでには時間がかかり、初めて見た
産卵は、深夜11時近くになってのことでした。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:トンボの湿地にて
アカミタンポポの種が旅立ちました。 2007年02月14日
アカミタンポポの種
春の嵐となったこの日、アカミタンポポの種が
旅立ちました。朝は綿毛がきれいにそろっていま
したが、ふと気がつくと残りわずかな状態でした。
雨が降る中での旅立ちでしたので大冒険とまでは
いかず、きっと近くで芽吹きが見れるでしょう。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
ソウシチョウが居ついてしまいました。 2007年02月13日
ソウシチョウ
特定外来生物のソウシチョウが昨年11月に
記録されて以降、ついに冬を越す勢いです。
今日も水場に飛来しました。一見するときれい
な鳥ですが、日本の生態系への影響が危惧され
ている鳥ですので、少々心配なこのごろです。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
ニホンアカガエルがおたまじゃくしになりました! 2007年02月12日
ニホンアカガエルのおたまじゃくし
トンボの湿地のニホンアカガエルの卵が
おたまじゃくしになっていました。写真
の黒い棒みたいなのが、おたまじゃくし
です。例年は、3月になってから卵から
かえるので、かなり早いです。ここ最近
温かい日が続いたからでしょうか。これ
から、また冷え込こんで、死んでしまわ
ないかと、少し心配です。トンボの湿地
の卵は、今日で321個になりました。
文:冨岡 撮影:冨岡
撮影場所:トンボの湿地にて
カブトムシの幼虫が出てきました。 2007年02月11日
カブトムシの幼虫
今日は「虫の冬越し観察会」がありました。
30名の親子が参加してくださり、森にある
腐った木を崩して、中にいる虫を探している
と、カブトムシの幼虫がごろごろ出てきまし
た!見つけた子どもたちは、カブトムシの
幼虫だぁ~!!と喜んでいました。他にも、
オオゴキブリやキマワリの幼虫、スズメバチ
なども見つかりました。終ったあとは、また
元の場所に戻して、カブトムシの幼虫は地面
に埋めてあげました。また、夏に会おうね!
文:冨岡 撮影:中尾
撮影場所:場所はヒ・ミ・ツ!
メジロが目白押し!? 2007年02月10日
メジロ
ネイチャーセンター前の水浴び場には
色々な鳥が水浴びをしたり、水を飲み
にやって来ます。その中でよく来るの
がメジロです。「目白押し」とまでは
いきませんが、みんなで仲良く水浴び
をしている姿はなんとも可愛らしく、心
が和みます。(たまに他のメジロを追
い払ってしまうやつもいますが…笑)
文:冨岡 撮影:水野
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
モズが元気にがんばっています。 2007年02月09日
モズ
モズが元気にがんばっています。モズは繁殖
時期が早いので、そろそろ繁殖するかどうか
が気になっています。もっともトンボの湿地
ではまだ繁殖が確認されていません。今年
こそはかわいい巣立ちビナを見たいものです。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:トンボの湿地にて
サクラバハンノキが開花しました。 2007年02月08日
サクラバハンノキ
サクラバハンノキが開花しました。左上にある
小さな赤いところが雌花で、右側の長く垂れ
下がっているところが雄花です。トンボの湿地
ではもうすぐ満開になりそうで、楽しみです。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:トンボの湿地にて
君はだぁれ? 2007年02月07日
足跡
ニホンアカガエルの卵の調査に行ったら
霜の上に残っていた足跡を見つけました!
左の方に移っているのが私の手なので、
大きさは3センチくらいと小さめ。結局
足跡が鮮明じゃなかったため、図鑑で調べても
よく分かりませんでした…。君はだぁれ??
文:冨岡 撮影:冨岡
撮影場所:トンボの湿地にて
ヒメカマキリとコカマキリの卵のうを見つけました。 2007年02月06日
ヒメカマキリ(左)とコカマキリ(右2個)の卵のう ヒメカマキリ(左)とコカマキリ(右2個)の卵のう
エナガ峠にて
伐採木置き場の片づけ中に、ヒメカマキリと
コカマキリの卵のうを見つけました。両方とも
古いので、昨年ぐらいに孵化しているようです。
ヒメカマキリは樹上生活の小さなカマキリで、
昨年11月7日のトピックスに初登場しました。
卵のうは石の裏などの目立たないところに産む
ため、野外での発見はとても難しいものです。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ヒメカマキリの卵のう
起こしちゃってごめんね…ニホンアカガエル君。 2007年02月04日
ニホンアカガエル
トンボの湿地に置いてあった竹をどけようと
したら、下からニホンアカガエルが出て
きました。どうやらここで冬眠していたよう。
心なしか、顔が眠そうに見えるのは、私だけ
でしょうか…?起こしちゃってごめんよ~!
文:冨岡 撮影:中尾
撮影場所:トンボの湿地にて
フキノトウが芽を出しました。 2007年02月03日
フキノトウ
春の味覚といえばフキノトウ。今年も芽を出し
ました。といってもわずか8株です。もう少し
山の方に行くと、あるところにはたくさんある
のですけど、この森では絶滅寸前の植物です。
文:吉鶴 撮影:水野
撮影場所:場所はナイショ
ヒメオドリコソウが咲いていました 2007年02月02日
ヒメオドリコソウ
暖かい日と寒い日が続き、春と
冬が交互に訪れています。植物も
春の花が少しずつ咲き始めました。
今、駐車場では、冬の代表的な花
サザンカと、春にピンクの可愛らしい
花をつけるヒメオドリコソウの
両方を楽しむことができます。
文:冨岡 撮影:水野
撮影場所:駐車場にて
食べたのは誰? 2007年02月01日
クチナシの実
クチナシの実が食べられていました。でも食べたのは
誰かわかりません。ムササビ?テン?ハクビシン?..
文:吉鶴 撮影:冨岡
撮影場所:ミズギボウシの湿地にて

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