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2008年09月のトピックス

ようこそ、アサギマダラさん! 2008年09月30日
アサギマダラ アサギマダラ
渡りをするチョウ、アサギマダラが、雨の合間を縫って
ヒヨドリバナの蜜を吸いにやってきました。
夏過ごした山から、南に移動する途中です。
2頭いましたが1頭のハネは破れていました(下)。
これから海を渡らなければいけないのに、ちょっと心配。
長い旅路を無事乗り切ってほしいものです。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
ちっちゃーいミカン(コミカンソウの実)。 2008年09月28日
コミカンソウの実
ミカンのような実がおぎょうぎ良く並んでいる
かわいい草です。
ミカンといっても直径2.5mmほどの小さいミカン。
こんなのじゃ、いくら食べても
食べた気がしないでしょうね。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ホオジロの小径にて
アオゲラ君。もっとやって来てほしいな。 2008年09月26日
アオゲラ
ネイチャーセンター付近にある柿の木。
ときどきですがアオゲラが飛来します。
ですが、なかなかゆっくりとは滞在して
くれません。もっとやって来てほしいし、
のんびりととまっていてほしいものです。
文:吉鶴 撮影:水野
撮影場所:ネイチャーセンター付近にて
あわれ!ホタルガ。 2008年09月25日
ホタルガ ホタルガ
アレチヌスビトハギのタネは、動物の毛など
にくっつくタネです。そのタネにホタルガが
くっついてしまい、死んでいました。あわれ。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター付近にて
ハンミョウが今年もさっそうと登場しました。 2008年09月24日
ハンミョウ
秋になると活発に移動するのでしょうか。
ハンミョウが毎年一時期見られます。今年
も9月20日に確認され、今日ようやく撮影
に成功しました。いつ見てもきれいですね。
文:吉鶴 撮影:水野
撮影場所:タマネギ岩付近にて
イタドリ・レストランの花はこのような花です。 2008年09月21日
イタドリ
タラノキとイタドリのレストランについて、
最近述べていましたが、イタドリの花はこの
ような花です。花が2~3ミリととても小さい
ので、アップでは撮れないぐらいです。こんな
小さな花にたくさんの虫たちが集まっています。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
カイツブリ、大きくなりました。 2008年09月20日
カイツブリ
親と同じくらいの大きさに成長したヒナが
親にエサをおねだり。
でも親は我関せずで羽繕いをしていました。
「もう自分でとれるんだから甘えないの!」
とでも言われているんでしょうか?
文:川田 撮影:川田
撮影場所:上池にて
シラヒゲソウ、台風を乗り切って! 2008年09月19日
シラヒゲソウ
シラヒゲソウが咲き始めました。
数は多くはないのですが、
すぐ近くで観察することができます。
黄色い点々は、仮雄しべと呼ばれるものの先で、
きれいに丸く並んでケーキに立てられたロウソクのよう。
せっかく一番きれいな時期なのに、
今夜は台風の影響が大きそう。
花が傷んでしまいそうで心配です・・・。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:タマネギ岩付近にて
ハラビロカマキリがヒメカマキリを食べていました。 2008年09月18日
ハラビロカマキリ
イタドリ・レストランシリーズ第3段。
イタドリの近くでハラビロカマキリがヒメカマキリを食べていました。
ヒメカマキリは観察記録が少ないカマキリなので、
こんな出会いでちょっと残念・・・。
でもこのハラビロカマキリはカマが片方しかなく、
後ろ脚も右側が無い状態で必死に生きているのでしょう。
よほどお腹が空いていたのか、
近づいても全く逃げようともせず食べ続けていました。
捕食者も他の捕食者にやられてしまう・・・。
食う食われるという自然の掟の厳しさを改めて感じます。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
今日のお客さんはミドリヒョウモンです。 2008年09月17日
ミドリヒョウモン
今日はイタドリにミドリヒョウモンが来ていました。
ハネの裏に光が当たると
キラッと緑色に光ります。
暑い真夏は眠って過ごす(夏眠)チョウで、
涼しくなって活動を始め、山から移動してきたばかり。
地元民であるツマグロヒョウモンからの口コミでしょうか。
イタドリ・レストランにご来店!
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
イタドリ・レストランにツマグロヒョウモンが来ています。 2008年09月16日
ツマグロヒョウモン
昨日ご紹介したタラノキのお向かいで
満開を迎えたイタドリに、
さまざまな昆虫に混じって
ツマグロヒョウモンが来ています。
ハネを開いたり閉じたりしながら
一カ所でゆっくりとお食事・・・
かと思えばハチに追い出されたり
別のチョウにケンカをふっかけられたり。
なかなかのんびりと、とはいかないようです。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
タラノキ満開! 2008年09月15日
タラノキ
タラノキが満開です。その隣ではイタドリも満開で、
チョウやアブ、ハナムグリなどの虫たちがひっきり
なしにやってきます。花の蜜に来る虫をねらって、
カマキリやスズメバチなどのハンターも来ており、
花園で生死をかけたドラマも見ることができます。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
コサメビタキさん、いらっしゃーい! 2008年09月14日
コサメビタキ
9月に入るとともにやってきたコサメビタキ。
今は越冬地である東南アジアへ向けて渡るため、
栄養をしっかり取っている最中。
過去にはこの森でも繁殖していたそうですが、
最近は春と秋の渡りの時期にしか
見ることができません。
いつかまたここで子育てをしてほしいな。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
おなかの助っ人、ゲンノショウコ。 2008年09月13日
ゲンノショウコ
2年前に突如として現れたゲンノショウコが、
今年も咲きました。
昔から腹痛などの薬に使われ、
効き目(証拠)がすぐ現れるので
「現(げん)の証拠」と名前がついたと言われています。
約1名おなかの弱いスタッフがいますが、
よく飲んでいる薬を見たところ
ちゃんとゲンノショウコが使われていました!
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前にて
ゴンズイの実がいち早く色付きました。 2008年09月12日
ゴンズイの実
遠くからだと花が咲いているように見えるくらい、
鮮やかな色の実がたわわになっています。
この駐車場の木は低い所に実がついているので
とても観察しやすく、真っ赤な実がパカッと割れて
中から種が顔をのぞかせている様子がすぐそこに。
多くの木の実がこれから色付いていく中、
ゴンズイさん、一番乗りです。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:駐車場にて
ヒヨドリバナが咲いています。 2008年09月11日
ヒヨドリバナ
秋の七草の一つ、
フジバカマの仲間で
ツンツンと雌しべのとび出た花が特徴です。
トンボの湿地などで見られる
サワヒヨドリに似ていますが、
薄ピンクのサワヒヨドリと違って、花が真っ白。
葉っぱ違いもあり、
見分け方が雑木林2007年9月号に載っていますので
ご参考になさってみてください。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ヨシの小径にて
サンショウの実が無事熟しました。 2008年09月10日
サンショウの実
佃煮になってしまったら
真っ黒のサンショウの実ですが
熟すとこんなに赤くてきれいなんです。
佃煮にはまだ緑色の未熟な実を
ウナギに欠かせない粉山椒は熟した実を使います。
この実がパカッと割れると
中には黒い種が見えます。
ここの実は佃煮にも粉山椒にもされてしまうことなく
"無事"黒い種が観察できます!
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ホオジロの小径にて
鳴ったらいいな、ツリガネニンジン。 2008年09月09日
ツリガネニンジン
「釣鐘」というよりは「ベル」と呼びたくなる
かわいい花たち。
もし音が鳴ったら「ゴーン」よりは
「チリンチリン」の方が似合いそう。
茎が細いため、花がたくさん咲くと
重みで斜めになってしまうのがちょっと難点・・・。
自然観察の森ではこの1か所でのみ楽しめます。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:タマネギ岩付近にて
トノサマガエル撮影成功。 2008年09月07日
トノサマガエル
カブトムシの小屋の前には、展示水槽に入れる
魚を飼う池があります。この池は他の水辺から
隔離された場所につくられているのですが、
どこから来たのかトノサマガエルが入っていま
した。いつもは人の気配をいち早く察知して
水に潜るカエル君。池の縁に隠れながら近づき、
ゆっくりと海坊主が水面に浮き出てくるように、
カエルの真ん前に出てみたところ、今回は逃げ
られずにすみました。ようやく撮影成功です。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:カブトムシの小屋前にて
バッタの原っぱの主、クルマバッタです。 2008年09月05日
クルマバッタ
観察路1~3番の間はバッタの原っぱと呼ばれる
場所です。名前の通りバッタが幾つか見られます
が、そのバッタの原っぱの主と呼べるのは、この
クルマバッタでしょう。トノサマバッタほどの
大きさになる堂々たる存在感。トノサマバッタが
ここにはいない分、主の風格が充分漂っています。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:バッタの原っぱにて
目立たない花ですが、ヤハズソウが満開です。 2008年09月03日
ヤハズソウ
小さい花に低い草丈と目立たない花ですが、
ヤハズソウが満開です。ヤハズは矢筈の
意味で、小さな葉を引っ張ると矢筈の形
にきれいに切れることからきています。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター横にて
何でアリが集まっているのだろう?(ホソヘリカメムシ) 2008年09月02日
ホソヘリカメムシ幼虫 ホソヘリカメムシ幼虫
ヤマハゼの実に、何でアリが集まっているのだろう?
近寄ってみて、正体がわかりました。ホソヘリカメムシ
の幼虫がヤマハゼの実の汁を吸っていたのでした。
ホソヘリカメムシ幼虫はアリに擬態しているといわれる
ほどのそっくりさん。まんまとだまされたのでした。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター前にて

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