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2009年02月のトピックス

コバノミツバツツジの準備は着々と。 2009年02月28日
コバノミツバツツジの花芽
もう2月も終わりですね。
春が一歩一歩近づいてきている様子が
あちこちで見られるようになってきました。
コバノミツバツツジの花芽もほんのりピンク色に。
真ん中の扇型は去年できた実が弾けて、
中の種が飛んだ後のもの。
その両脇ではもう今年の準備が進んでいます!
文:川田 撮影:川田
撮影場所:観察路2番付近にて
淡水海綿って、知っていました? 2009年02月27日
淡水海綿
まだまだ水位が下がっている途中の寺部池。
普段は水中で見られない花崗岩の岩盤には
淡水海綿もついていました。海綿は文字の
ごとく海の生きもので、スポンジに利用
するなどで有名ですが、川などの淡水域で
見られる種類もいます。知っていました?
ちなみにこれでも動物に分類されるんですよ。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:自然観察の森周辺地域寺部池にて
ドブガイ(ヌマガイ)がたくさん見られました。 2009年02月26日
ドブガイ(ヌマガイ)
自然観察の森に隣接している寺部池が、排水溝の
修繕工事で水抜きされ、少しずつ水位が下がって
います。普段池の底に隠れている淡水貝類などは
なかなか確認する機会がありませんので、調べに
行ってきました。案の定ドブガイのヌマガイ型や
オオタニシなどの貝類がたくさん確認できました。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:自然観察の森周辺地域寺部池にて
しずくのデコレーション。 2009年02月25日
しずくのついたフリソデヤナギの花芽
昨日からの雨がようやく上がって
外はしずくの世界になりました。
フリソデヤナギの花芽は
細かい毛が水をはじくので、
特にしずくが楽しめます。
銀色のコートにキラキラと飾りがついて
豪華な一品に仕上がりました!
文:川田 撮影:川田
撮影場所:トンボ池にて
ネジキの実がいっぱい。ウソたち来ないかな? 2009年02月24日
ネジキの実
ネジキの花は下向きに咲くのに、実は上向き。
いつひっくり返るのか不思議です。
実のすきまから小さい種が出て、
風に乗って飛んでいく仕組みになっています。
今年はまだ見ていませんが、
この実をウソがプチプチと音を立てながら食べます。
観察路1番から3番にかけて
ネジキが並んでいるので
運が良ければ見られるかもしれません。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:観察路2番と3番の間にて
クリのイガ?いえいえ、虫こぶです。(ナラメイガフシ) 2009年02月21日
ナラメイガフシ
一見クリのイガのような塊。
若いコナラの芽にできる虫こぶ(虫えい)です。
ナラメイガタマバチが冬芽に産卵して、
中で幼虫が育つベビーベッドみたいなものですが、
初夏は緑色で秋ごろからこんな茶色になります。
この虫こぶに産卵するタマバチもいるとか。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:バッタの原っぱにて
頑張るドングリ君。 2009年02月20日
発芽したコナラのドングリ
観察路のすぐ脇に、堅い殻をぱっかり割って
根っこをのばし始めたドングリを見つけました。
落ち葉が積もった柔らかい土ではないので
とても根っこをはりにくい所です。
うーん、そこではなかなか大きくなれないぞ。
でもあきらめずに少しの可能性にかけて頑張るドングリ君。
受験生にぴったりの姿かな?
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ソヨゴの道にて
今年のスミレ第2号はマキノスミレです。 2009年02月19日
マキノスミレ
ニオイタチツボスミレに続き、
マキノスミレも咲き出しました。
光を受けようと、落ち葉の間から
一生懸命首をのばしています。
さぁ、次に咲くスミレは誰かな?
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ソヨゴの道にて
差し込む光も春の色。 2009年02月18日
光
黄色い枯れ葉が光にすけてとてもきれいでした。
差し込む光の鮮やかなピンク色に感動。
春の妖精さんが舞い降りそう!?
文:川田 撮影:川田
撮影場所:観察路9番と10番の間にて
春がそこまで・・・ニオイタチツボスミレが咲きました。 2009年02月17日
ニオイタチツボスミレ
暖かな日が続いた後、
スミレの仲間が咲き始めました。
ニオイタチツボスミレはこの森では
一番早く咲くスミレですが、
なんと昨年より半月も早い開花。
もう春がそこまで来ているんですね。
文:川田 撮影:水野
撮影場所:シダの谷にて
フワフワ、モコモコ。フリソデヤナギの花芽。 2009年02月15日
フリソデヤナギの花芽
花芽をやさしく包むフワフワ、モコモコ。
かたい殻を次々と脱いで
みんな銀色に輝き出しました。
やさしくやさしく、なでてみてください。
ビロードのような触り心地は逸品です。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:トンボ池にて
2009年02月14日
ヒメオドリコソウ
春の花がぴったりのポカポカ陽気が
昨日から続いています。
日陰にいても寒くないくらいの気持ち良さ。
なんとトンボの湿地ではオタマジャクシまで
確認されてしまいました。
今はいいけど、次の冷え込みがこたえそう・・・。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター付近にて
ニホンアカガエルの産卵に立ち会いました。 2009年02月13日
ニホンアカガエルの産卵 ニホンアカガエルの産卵
今回はなんと目の前で卵を産んでくれました。
産卵の一部始終を観察することができてとてもラッキー!
オスがメスを抱いたまま、しばらく水中でウロウロしていましたが
下の写真のように水面に顔を出して息継ぎをした後、
もぐって姿勢を整えたかと思うと一気に卵を産みました。
やはり、命が産まれる瞬間って感動的ですね。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:トンボの湿地にて
葉がなくても枝ぶりでわかるアオハダ。 2009年02月12日
アオハダの枝ぶり
葉が落ちると木の枝ぶりも見えてきます。
アオハダはこのように長い枝(長枝)から
短い枝(短枝)が出ているのが特徴。
(ただし若い木は短枝がないそうです)
長枝と短枝では葉のつき方が違いますが、
春、みずみずしい葉が出てきたら
よく見てみてくださいね。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ドングリ広場にて
真昼間に産んじゃった。(ニホンアカガエル) 2009年02月10日
ニホンアカガエルの産卵
カエルの産卵は夜中に行われることがほとんどですが、
今日は真昼間に産卵したカエルを見つけました。
普段見る卵塊はプルプルのゼリーに包まれていて
ほんとうに一匹のカエルが産んだの?
と思ってしまうくらいボリュームたっぷりですが、
産み立てはこんなに小さくコンパクト。
それでも産卵は大仕事です。
このお母さんのペチャンコになったおなかと
げっそりした表情が大変さを物語っていますね。
お疲れ様!
文:川田 撮影:吉鶴
撮影場所:トンボの湿地にて
こちらはホオジロの巣です。 2009年02月08日
ホオジロ巣
冬になって気がつく鳥の巣、第二弾。こちら
はホオジロの巣です。毎日百葉箱の気象データ
を見に行くのですが、そのすぐ脇にあった
のに、誰も気がつかなかった代物です。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:ネイチャーセンター付近にて
タブノキの赤い芽が大きくなりました。 2009年02月06日
タブノキ芽
これぞタブノキ!という感じの、特徴的な赤い芽が
大きくなっていました。探してみると他にも色々な
種類の芽が大きくなっています。ふと気がつけば
シャクトリムシがタブノキの葉上を歩いてました。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:観察路6番付近にて
こんなところにウグイスの巣が... 2009年02月05日
ウグイス巣
「いつも歩いているのにぃ。」みんなも全然
気がつきませんでした。葉が落ちて見やすく
なったおかげで、よく鳥の巣が見つかります
が、それでもまだまだ見落としがあります。
この巣は観察路の真横で発見されただけに、
鳥の巣のカムフラージュの見事さに脱帽です。
文:吉鶴 撮影:中尾
撮影場所:観察路2と3の間にて
ヒメカマキリの卵のうを見つけました。 2009年02月04日
ヒメカマキリ卵のう
カマキリの卵のうの中では、小さな部類のヒメ
カマキリの卵のう。長さは1センチほどなので、
野外ではなかなか見つけられません。今日は植物
を観察しようと手にした枝に偶然ついており、
久しぶりに発見できる幸運に恵まれました。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:シダの谷にて
タカノツメのタカの爪。 2009年02月03日
タカノツメの冬芽
タカノツメの名前の由来の一つが
この冬芽の形です。
シワシワの先にとがった芽がついているところが
タカの爪に似ているから。
もっと曲がっているとタカの爪っぽく見えて
カッコイイですよ。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:観察路1番と2番の間にて
イラガのまゆを見つけました。 2009年02月01日
イラガのまゆ
鳥の卵のように硬いまゆです。
木の枝のまたに作る習性があり、
茶色のしま模様が特徴。
絹糸でできていて、
おしりから出る白い粘液を内側から
糸の網目に塗りこんで作ります。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:トンボの湿地にて

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