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2010年11月のトピックス

ついに来ました、ミソサザイ 2010年11月28日
ミソサザイ
木道の下をチョロチョロっと走り抜けるミソサザイ。
運良くひょっこり出てきたところに出会えました。
日本で一番小さいくらいの鳥で、少し標高の高いところで子育てし、
自然観察の森には冬鳥としてやって来ます。
シダの谷以外にはサワガニの交差点付近でも見られます。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:シダの谷
アオゲラ君、そこにいたの 2010年11月27日
アオゲラ
キョッキョッという鳴き声で気付くことが多いのですが、
今日のアオゲラは無言でした。
どうも木の股に水がたまっていたらしく、
見ていても気にせずゴクゴク水を飲み続けてくれたので、
珍しくゆっくりと観察することができました。

アオゲラはここでは1年中見られますが、
冬鳥としてやってくるアカゲラも先日見られ、
コゲラも合わせたキツツキ3兄弟が出そろいました。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:シダの交差点とムササビの交差点の間
ジョロウグモと秋の空 2010年11月24日

ヤマザクラやヤマハゼなどに続いてコナラやアベマキも黄色く色づき、晴れた日には青空とのコントラストが美しく映えます。
そんな森を見上げてみると、やや雲の多い空に、ジョロウグモが浮かんでいました。
ジョロウグモの周りには、少なく見ても5m以上、何もありません。巣を張るにも広すぎる場所で何をしているのでしょうか。
残りわずかな命を、風の吹くままに揺れているのかもしれません。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:ネイチャーセンター付近
パクパク、ごっくん 2010年11月21日
ヤマハゼの実を食べるメジロ
ヤマハゼは鳥に大人気。
色々な種類の鳥が、実を食べにやってきます。
今日はメジロの他にシジュウカラも来ていました。
冬鳥の中でも特に人気のあるルリビタキもよく食べます。
メジロはこうやってひと口で飲み込みますが、
シジュウカラやヤマガラは脚で枝に押さえつけて
くちばしで割って食べます。
同じ実でも食べ方の流儀がいろいろあるんですね。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ヒキガエルの交差点付近
キダチコンギク満開 2010年11月19日
キダチコンギクの花
青空デッキでキダチコンギクがきれいな花を咲かせています。今年紹介した青空デッキの植物は外来種ばかり。このキダチコンギクも、やっぱり外来種です。
日本在来の植物も生えていたのですが、紹介する時期を逸してしまいました。オオイヌタデやメヒシバなど、世間では雑草と呼ばれる植物たちです。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:青空デッキ
ぶらんこエナガ 2010年11月13日
エナガ
エナガがお得意のぶらさがりを披露しながら
食べ物探しをしていました。
エナガのほかにもシジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、コゲラ
といった小鳥たちが一緒に行動していました。
これは混群と呼ばれ、冬になると見られるものです。
鳥の種類によって移動する順番や好みの高さが違いますので、
混群に出会ったら注意して見てみてください。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター付近
バランス感覚抜群! 2010年11月11日
モズ
今日はポ○キーの日。
だからという訳ではありませんが、
こんなポ○キーそっくりの枝先に
バランスよくとまるモズを見かけました。
風がなかったとはいえ、さすがです。

モズは食べ物を貯蔵するために、カエルやバッタなどを小枝などに刺す
「はやにえ」を作る性質がありますが、
このモズもどこか近くに作っているのでしょうか?
文:川田 撮影:川田
撮影場所:市木の交差点とツリバナの交差点の間
カケス、冬の準備 2010年11月09日
ドングリをくわえて飛ぶカケス
田んぼを挟んだ林と林を、数羽のカケスが行き来していました。写真に撮って拡大してみると、くちばしにドングリをくわえています。
カケスは秋にドングリをたくわえて、冬に食べます。このカケスはどうやら、ドングリを隠しに行く途中だったようです。

忘れてしまうのか食べ残すのか、隠したまま春を迎えることもあるようです。ドングリが極端に少ない今年、隠し場所をしっかりと覚えておかなければいけませんね。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:ダルマガエルの交差点付近
アキアカネ高みの見物 2010年11月05日
アキアカネ
アカトンボの季節も終盤戦。
自然観察の森ではこのころになると、
アキアカネがよく見られるようになります。

12月に寒さでトンボが壊滅状態になっても
一番最後まで残っています。

午前中は産卵が見られることもありますが、
お昼からはこういった高い枝先にとまっています。
下を歩く私たちが観察されているかもしれませんね。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ヒキガエルの交差点付近
見なれぬ外来種、再び 2010年11月04日
シマカナビキソウ
8月22日に紹介したアフリカフウチョウソウ、それを見つけた青空デッキで、また見たことのない植物を見つけました。外来種だろうと見当を付けて帰化植物の図鑑をめくっていると、それらしき植物が載っていました。
シマカナビキソウ(セイタカカナビキソウ, Scoparia dulcis L.)のようです。前回のアフリカフウチョウソウといい、今回のシマカナビキソウといい、人間の活動が自然環境に与える影響の大きさを感じます。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:青空デッキ(立入禁止区画)
コマユミ豊作 2010年11月03日
コマユミの実
今まではほとんど実らなかったコマユミですが、
今年は数えきれないくらい実が付いています。
新しいネイチャーセンターができて
日の当たり加減が良くなったのでしょうか。
紅葉が錦のようにきれいということで
ニシキギと呼ばれる木の仲間なので、
しばらくすると紅葉も楽しめそうです。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:NCの交差点付近

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