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2010年12月のトピックス

今年もありがとうございました 2010年12月26日
門松
新しいネイチャーセンターがオープンしてから半年以上たち、
2010年も終わりに近づいてきました。
また、早くも3万人以上の方にお越しいただき、
これまでにない活気にあふれた1年となりました。
明日から年末年始の休館となり、新年は1月5日から開館します。
新しい年もたくさんの生き物たちと皆さまのお越しをお待ちしています。
それでは、よいお年をお迎えください。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:ネイチャーセンター前
マヒワ御一行様もご来訪 2010年12月21日
スギの実を食べるマヒワ
曇り空の下、マヒワの群れが飛んできて、
スギのてっぺんにわーっととまりました。
見たらスギの実を食べている様子。
マヒワはここでは記録の少ない鳥なので
うれしい出会いでした。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:シダの谷
霜飾り 2010年12月19日
葉についた霜
朝は氷点下まで冷え込む今日この頃。
寒いけど、こんなときならではの楽しみがこれです。
きれいに霜で縁取られた葉っぱを見られるのは、
日が当たる前の少しの時間だけ。
写真を撮っている間だけは寒さを忘れていました。
文:川田 撮影:川田
撮影場所:トンボの湿地
コガモ御一行様 2010年12月17日
コガモ
普段マガモばっかりの上池に、コガモが来ていました。
名前の通り小さめで、他のカモと混ざっていてもすぐにわかります。
しかもオスはこんなハデな顔をしているため見分けのつきやすいカモです。
(最後尾はメス)
どうぞ、ごゆっくりなさっていってくださいませ!
文:川田 撮影:川田
撮影場所:上池
ヒサカキの実と花芽 2010年12月15日
ヒサカキの枝、黒い実がたくさんついている。小さな花芽も見える。
ヒサカキの黒い実がたくさんついています。実よりも小さな丸い物は、早春に咲く花の芽。例年ですと、実は1月終わりごろには見られなくなり、花は2月下旬ごろから咲きはじめます。
ヒサカキの花には独特の臭いがあり、一見の価値ならぬ、一嗅の価値があります。

このヒサカキの実、鳥たちにはなかなか好評のようで、他の木の実が少ない今年は、貴重な食料となっているようです。
けれど中には、勢い余って、近くにある建物のガラスにぶつかってしまう鳥もいます。慌てずゆっくり、建物に気を付けて食べに来てほしい、と思います。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:ネイチャーセンター付近
秋のノゲシ 2010年12月11日
秋に咲いたノゲシの二又になった所に、コナラの落ち葉がぶら下がっている
ノゲシの花にコナラの落ち葉が引っ掛かり、前掛けをしたような姿になっていました。
ノゲシは別名をハルノノゲシ。同じキク科に、アキノノゲシという植物もありますが、この花は秋に咲いたハルノノゲシ。ややこしいです。
春の七草に数えられるハハコグサも秋から冬に咲くことがあり、アキノハハコグサという植物が別にあります。大変ややこしいです。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:ネイチャーセンター周辺
まんまるの水滴 2010年12月10日
葉のトゲの先からぶら下がった、小さな水滴
冷え込んだ朝、こんな水滴を見つけました。我々がよく見る水滴より、ずいぶんと丸い形をしています。
この水滴の直径は、1.5mmほどしかありません。ノゲシの葉のギザギザ(鋸歯)に付いた霜が溶けて、とがった先端からぶら下がったものです。

身近な草とただの水ですが、小さな視点で観察してみたら、新しい発見がありました。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:ネイチャーセンター周辺
名にし負わば・・・ 2010年12月07日
サネカズラの実
百人一首の歌のひとつ、「名にし負わば逢坂山のさねかずら」
に出てくるサネカズラの実が真っ赤に色づきました。
この歌は愛しい人に会いたい気持ちを歌ったものですが、
それを知ると実の色も情熱的に思えてきませんか?
文:川田 撮影:川田
撮影場所:シダの交差点付近
テイカカズラの綿毛探し 2010年12月05日
テイカカズラの綿毛
先日の荒れた天気で、森の落葉樹がすっかりさびしい姿となりました。
代わりに森の地面はたくさんの落ち葉で覆われ、歩くと賑やかな音がします。

落ち葉の中に、テイカカズラの種が落ちていました。足元をよく見て歩かないと、見つからないかもしれません。落ち葉に埋もれた木の根にも、つまづかないようご注意ください。
文:小出 撮影:小出
撮影場所:ネイチャーセンター周辺

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