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2011年10月のトピックス

ラッキーデー!?コカマキリの緑色 2011年10月29日
コカマキリ
今年は多くのコカマキリに出会うことができます。オオカマキリやハラビロカマキリは緑色の体に出会うことが多いですが、コカマキリはほとんどが茶色で、緑色の体をしたものにはなかなか出会えません。コカマキリの緑色に出会ったらラッキーデーかもしれません。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター
日光浴中、ウラギンシジミ。 2011年10月28日
ウラギンシジミ
今日はウラギンシジミが日光浴をしていました。ウラギンシジミは翅(はね)を広げたときの色でオスとメスの区別ができ、白色はメス、橙色はオスです。色でオスメスがわかります。このチョウも26日に紹介したムラサキシジミと同じ、冬を成虫で越すチョウです。冬の森もたくさんの出会いがあります。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター
日光浴中、ムラサキシジミ。 2011年10月26日
ムラサキシジミ
翅(はね)を閉じると落ち葉にとても似ているのでどこにいるのかわからないぐらい隠れるのがとても上手いムラサキシジミに出会えました。翅を広げると写真のようにとても美しいチョウで、冬を成虫で越すため、冬の森でも出会えるチョウです。
文:中尾 撮影:吉鶴
撮影場所:周辺地域
すっかりお馴染み 2011年10月25日
クサシギ
干潟のようになった上池の岸辺にクサシギが現れるようになりました。夏場はたまにしかいませんでしたが、最近ではすっかりお馴染みの顔。どうやら上池を気に入ってくれたようです。多いときで3羽のクサシギがエサをついばんだり、休んだりする姿を見ることができます。
文:井上 撮影:井上
撮影場所:上池
長旅お疲れ様です。 2011年10月21日
マガモ
秋に入って単発的に目撃されていたマガモですが、ついに8羽の団体ご一行が飛来しました。冬がまた一歩近づいた気がします。長旅で空腹なのでしょうか、普段昼間は寝ているマガモたちが、盛んに水中に頭を突っ込んで餌を探していました。その姿はまるでシンクロナイズドスイミングのようです。この2羽はオスなので「ウォーターボーイズ」ですね。
文:井上 撮影:井上
撮影場所:上池
キノコの季節到来? 2011年10月20日
ムササビタケ
数日前の雨のお陰か、枯れ木にキノコが群生して生えていました。名前はムササビタケ。ほ乳類のムササビの毛の色に似ているのでこのような名前がついたといわれているそうです。きれいな茶色で目線を下げるとキノコの森のように感じました。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:シダの谷
ベッコウシリアゲがまだいました 2011年10月19日
ベッコウシリアゲ(ヤマトシリアゲ夏型)
ベッコウシリアゲはヤマトシリアゲの夏型です。かつてはこの2つが別種と思われていましたが、今では季節型になりました。夏の虫のはずなのに、これだけ涼しくなってきた中で出会えたのには驚きました。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:シダの谷
アキノキリンソウ花盛り 2011年10月18日
アキノキリンソウ
秋に咲く黄色の花のキクが花盛りになってきました。トンボの湿地ではスイランが満開、タマネギ岩付近ではヤクシソウが咲きだしました。この森では数株しかないアキノキリンソウもようやく花盛りとなりました。
文:吉鶴 撮影:吉鶴
撮影場所:バッタの原っぱ
色づきましたソヨゴの実 2011年10月16日
ソヨゴ
ソヨゴの実も赤く色づきはじめました。ソヨゴの実はたくさん実をつけるのですが、鳥には人気がなく、12月のクリスマスになってもまだ多く実がついたままです。ソヨゴという名前は葉がそよいで音をたてるからといわれています。実際に木の葉の揺らしてみると木によって音が違います。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター
雨の日のツチイナゴ 2011年10月15日
ツチイナゴ
久しぶりの雨が降りました。10月1日に紹介したツチイナゴが雨の日どうしているのか気になり見に行くと、晴れの日同じように草につかまり、雨が体についても気にする様子はありませんでした。気にならないようです。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター
森の宝石、クサギの実 2011年10月13日
クサギ
今年はたくさん実をつけて、枝がしなるぐらいでした。実が宝石のようにブルーで美しいのは、実を目立たせ、鳥たちに実があることに気づいてもらうためにしているといわれています。実が熟すと赤いがくが開き、ブルーの実が観察することができます。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター
ヤモリの秘密を見た! 2011年10月11日
ニホンヤモリ
森にはたくさんの生き物がいますが、逆にあまり目にしないのがこのヤモリ。民家など建物周辺でよく見かける生き物です。じっくり観察すると、写真のような縞模様の指をしており、白い部分には細かい毛がびっしり生えていました。これが天井や壁を自由に歩き回るための秘密なのですね。
文:井上 撮影:井上
撮影場所:ネイチャーセンター
狩りの瞬間 2011年10月09日
オオカマキリ
ヒヨドリバナの上でオオカマキリを発見。目線の先には花に夢中になっているコアオハナムグリ、オオカマキリの存在にまったく気付いていません。不用意に近づいたコアオハナムグリを、オオカマキリは強力な前足でがっちりと捕まえました。どうだ、と言わんばかりの視線をこちらに向けているように感じました。
文:井上 撮影:井上
撮影場所:ネイチャーセンター
食欲の秋!? 2011年10月08日
オンブバッタ
草原にタンポポが一輪咲いていました。よく見ると・・・オンブバッタが花を食べていました。草を食べるのに飽きて、花を食べたくなったのでしょうか。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター
浪漫飛行 2011年10月02日
アサギマダラ
毎年9月下旬から姿を見せ始めるアサギマダラ。渡りをすることは知られていますが、花から花へ飛び移る姿は、ひらひらと優雅そのもの。1000km以上もの旅ができるとはとても想像できません。このチョウはどこを目指して旅をするのでしょうか。
文:井上 撮影:井上
撮影場所:ネイチャーセンター
泣かないでツチイナゴ! 2011年10月01日
ツチイナゴ
ツチイナゴは目から涙を流しているような模様があり、まるで泣いているようです。ツチイナゴはすぐ逃げてしまい、撮影するのも難しい虫です。しかし、この時はじっとしていました。よく見ると後ろ足をたらした状態でした。脱皮をして体が硬くなるのをじっと待っていたようです。止まっている下を探すと脱け殻がありました。
文:中尾 撮影:中尾
撮影場所:ネイチャーセンター

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