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2013年06月のトピックス

目白押し 2013年06月30日
メジロ
目白押しという言葉があることは知っていましたが、実際にぴったりくっついているメジロを見るのは初めてでした。しばらく仲良く毛づくろいをしていましたが、一羽がこちらに気づいて飛んでしまいました。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:トンボ池の交差点
大きな背中 2013年06月29日
ニホンアマガエル
小さなニホンアマガエルを発見しました。大きさや尾のなごりから今年生まれのカエルのようですが、ニホンアマガエルの特徴である目の後ろの黒い線は大人顔負けです。小さな体で登った植物の上から水田を眺めるその後ろ姿は大きく見えました。
文:山下 撮影:小池
撮影場所:ケリの交差点から田んぼの交差点
黒いハンター 2013年06月28日
シマヘビ黒化型
草むらで目についた美しい黒、シマヘビの黒化個体です。他のヘビにも黒化個体がでることがありますが、目の上の部分が張り出したほりの深い顔だちでシマヘビとわかります。最近動きが活発なカエルの仲間を食べようと狙っているのか、写真を撮っている間もじっと動かずに身をひそめていました。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:シダの谷
昼間の花火 2013年06月27日
ネムノキ
ネムノキの花が綺麗に咲いていました。ネムノキの花ことばは「歓喜」。夏の季語で、松尾芭蕉の俳句にも登場します。ネムノキの名前は、夜になると葉が閉じて「眠る」ように見えることから名付けられています。花火のように美しい花です。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:ケリの交差点から田んぼの交差点
葉っぱで雨宿り 2013年06月26日
ナミテントウ
今日は朝から雨が降り続き、天気予報では一日中雨になりそうです。こんな日は外に出かけたくないと思ってしまいますが、それは他の生き物でも同じようで森の中で目にする生き物も少なめです。やっと見つけたナミテントウはコナラの葉っぱで雨宿りをしていました。小さなテントウムシにはコナラの葉っぱで十分、雨よけになるようです。
文:山下 撮影:前畑
撮影場所:バッタの原っぱ
涼しげな夏の花です 2013年06月25日
ハンゲショウ
ハンゲショウが開花しました。名前の由来には、七十二候のひとつ半夏生(はんげしょう)の頃に見頃を迎えるから、という説と、葉が半分ほど白くなる様子を半化粧といった、という説があります。暑さの中で雪をかぶったような涼しげな姿です。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:トンボの湿地
巣材集め中 2013年06月23日
ヒヨドリ
ネイチャーセンター周辺でヒヨドリの夫婦が巣材集めをしているようで、クモの巣の糸を取っている姿を見かけました。別の場所ではビニールヒモを一生懸命に引っ張って運ぶ姿を見かけました。なかなかちぎれないヒモに悪戦苦闘する姿を見ると手伝ってあげたくなりました。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:ネイチャーセンター
夜の宴 2013年06月22日
ムササビ食痕
最近、森の中でよく見かけるこちらの葉っぱ、半分から葉柄側がかじりとられています。犯人はムササビで、葉っぱを半分に折って食べるため中央の葉脈から左右がほぼ対称になっています。ムササビは夜行性であるためあまり目にすることはありませんが、このような食痕から生息を確認することができます。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からオオルリの交差点
大人顔負け 2013年06月21日
カマキリ幼虫
カマキリの仲間の幼虫が雨の中トコトコと歩いていました。カメラを向けるとレンズに向かって威嚇してきます。鋭い眼光とユラユラした動きは大人顔負けです。水滴をいっぱいつけていますが、この雨に負けず立派な成虫になってほしいです。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ネイチャーセンター
自然の隠し絵? 2013年06月20日
ナナフシモドキ
標本資料館のコナラの木の枝をよく見ると、ナナフシモドキがたくさんいました。名前のとおり枝のような姿で擬態する不思議な昆虫ですが、歩いていたのでカメラで追うと葉っぱの上でピタっと止まりました。その場所だと全然擬態になっていないですが、前足をピンと伸ばして枝になりきっていました。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:標本資料館
八個の目 2013年06月19日
ヤツメカミキリ
淡い緑色が美しいヤツメカミキリのカップルが交尾をしていました。ヤツメという名前は上翅に8個の黒い紋があることから付いたらしいのですが、写真を見ると頭部に2個、胸部にも4個、黒い紋があることがわかります。実際には名前より目(黒い紋)は多いようです。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:セミの交差点からヒメタイコウチの交差点
てのひらを太陽に 2013年06月18日
ヤツデ
ヤツデの葉っぱが、一枚一枚重なることなく太陽の光を受けています。たくさんのてのひらが天に向かって伸びているようです。無駄のない並び方は芸術といっても良いのではないでしょうか。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:シダの谷
無事に産まれました 2013年06月16日
カイツブリ
上池で、ヒナを背中に乗っけたカイツブリの夫婦が泳いでいました。卵は4つ確認していたのですが、2羽のヒナしか確認できませんでした。最初は1羽ずつ乗せていましたが、片方の親がエサを捕るためにもぐると、ヒナだけが浮かび上がってきました。ヒナはもう1羽の背中に乗っけてもらってひと安心でした。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:上池
キラキラキラりん 2013年06月15日
タマムシ
キラキラと輝くタマムシを見つけるとその日一日がハッピーに過ごせるような気がします。タマムシというとその色に目を奪われがちですが大きくて黒い目のある顔もかわいらしいです。このタマムシをタンスに入れておくと着物が増えるという言い伝えがあります。昔の人はタマムシをそっとタンスに忍ばせたのでしょうか。
文:山下 撮影:大脇雅久氏
撮影場所:トンボの湿地
猩々蜻蛉 2013年06月14日
ショウジョウトンボ
ノアザミの花にショウジョウトンボのオスがとまりました。猩々(ショウジョウ)という名前のつくショウジョウトンボのオスは、ひときわ目立つ赤色をしています。オスは自分の縄張りをもち、巡回飛行しながら真っ赤な目を光らせてます。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:大石の交差点からモズの交差点
涼を感じて 2013年06月13日
サカキ
サカキが花を咲かせました。磨りガラスのように光を通す花びらは涼しげで、湿度が高くムシムシとした陽気の中でも涼を感じさせてくれます。スイカズラと同じように白い花はしだいに黄色く変化するので、その変化も楽しみです。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ネイチャーセンター
金色の歯ブラシ 2013年06月12日
スゲドクガ幼虫
もしょもしょと動き回る金色の歯ブラシ、スゲドクガです。名前の通りスゲの仲間などを食べます。卵黄のようなつやつやの頭、背中の四束のブラシ、頭の後ろの黒い毛束と、お尻のオレンジの毛束、思わず触れてみたくなる、魅力的な毛虫です。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:シダの谷
こちらも咲き始めました 2013年06月11日
ムラサキシキブ
先日紹介したヤブムラサキに続いてムラサキシキブの花が咲き始めました。ヤブムラサキはそろそろ花の時期は終わりですが、ヤブムラサキはつぼみも多くこれからしばらく花を楽しめそうです。ヤブムラサキと違い葉が毛深くないこと、花を上向きにつけることが特徴です。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:展望台
巣立ちビナ 2013年06月08日
ヤマガラ
2羽のヤマガラがジェージェー騒いでいました。1羽のヤマガラが口にエサをくわえ羽をばたばたさせていたのでもしかして、と周辺を探してみると、木の葉にまぎれてヒナがいました。巣立ちしたばかりなのか、まだうまく飛べないようです。心配でしたが親が近くにいるのでその場を離れました。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:ネイチャーセンター
左官やさん 2013年06月07日
ツバメ
トンボの湿地にある学習用の田で、ツバメが泥をこねていました。ツバメは、枯れ草に泥をつけ、唾液を混ぜて巣を作ります。たくさんのツバメが何度もやってきて、泥をくわえては飛んでいきます。卵やヒナを守れるしっかりした巣ができますように!
文:小池 撮影:小池
撮影場所:トンボの湿地
キュートなおしり 2013年06月06日
アズマヒキガエル
ネイチャーセンターの近くでアズマヒキガエルを見つけました。近づいて写真をとっても、指で触ってもこの体勢のまま、まったく動きませんでした。昨年の10月にもセンターの近くでアズマヒキガエが見つかっているので同じ個体かもしれません。少したれ気味のおしりがキュートでした。
文:山下 撮影:小池
撮影場所:ネイチャーセンター
4つの星 2013年06月05日
ヨツボシホソバ
鮮やかな黄色に青の水玉模様はヨツボシホソバのメスです。3つの星しか見えませんが、前翅の重なったところにもう一つの星が隠れています。4つの星が見られるのは飛んでいる時です。オスには星はありませんが光沢のある青い眼と、足がひときわ目立ちます。幼虫は地衣類を食べるため、樹幹についています。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:ネイチャーセンター
お宅拝見 2013年06月04日
ムネアカオオアリ
観察路の階段の横木に、ムネアカオオアリの大邸宅がありました。そっと覗きこむと、薄暗いお屋敷の中では、たくさんの働きアリがせわしなく行き来しています。ムネアカオオアリは1cmほどの大きさがあり、数がそろうと迫力です。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からアベマキの交差点-1
ちいさな輝き 2013年06月02日
シロジュウシホシテントウ
ニスを塗った木材のような明るい茶色に、白い水玉。おしゃれな木工細工にも見えるシロジュウシホシテントウです。水玉の数を頭に近い方から数えると、一列目2個、二列目6個、三列目4個、四列目2個、と名前の通りちゃんと14個あります。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:トンボの湿地
三羽います 2013年06月01日
ダイサギ、チュウサギ
上池の倒木や岸辺の木の先端にダイサギやアオサギが一羽でとまっているのはよく見るのですが、今朝は珍しく複数でした。実はこの中にダイサギ一羽、チュウサギ二羽が写っています。よく目立つ二羽は左がチュウサギ、右がダイサギです。もう一羽のチュウサギは盗み聞きをしているように見えておもしろいです。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:上池

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