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2014年01月のトピックス

産卵開始 2014年01月31日
ニホンアカガエル卵塊
ヨシの湿地でニホンアカガエルの産卵を確認しました。水中ではありますが陽だまりの中にいる卵塊はとても暖かそうです。今日確認できた卵塊は一つだけでしたが、しばらく暖かい日が続くようなのでこれに続き出産ラッシュとなるでしょうか。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ヨシの湿地
ドライフラワー? 2014年01月30日
コウヤボウキ
秋に咲いていたコウヤボウキの花がドライフラワーになっているのかと思いましたが、花ではなく、タンポポの種のように綿毛がついた実でした。花がほとんどない冬の森の中では、花のように目立ちます。
文:黒川 撮影:黒川
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からアベマキの交差点1
狙われたのは 2014年01月29日
コガモの羽
シダの谷を歩いていると、羽がぼろぼろと落ちていました。調べてみるとコガモの羽でした。おそらく、寺部池にいたコガモがタカの仲間につかまってしまったのでしょう。シダの谷は狩りをした後のタカの仲間が食事をする場所になっているようです。センターのすぐ近くなのですが、なかなか出会えません。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:シダの谷
食べられるのか気になります 2014年01月28日
フジ(ノダフジ)
黒いさやがびっしりと下がっているのがわかるでしょうか?こどもたちが「森の中に大きいお豆が落ちてる!」と驚くこともある、フジ(ノダフジ)の種子のさやです。数えたわけではありませんが今年は去年よりも実りが良い気がします。このさやを見るとフジがマメ科だと実感します。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からオオルリの交差点
陽気にさそわれて 2014年01月26日
ニホンアカガエル
昨日からの陽気、期待しながら水辺へ行くと、やっぱりいました!ニホンアカガエルです。写真ではわかりませんが、あちこちから声も聞こえました。今夜からまた冷え込む予報ですが、産卵は行われるのでしょうか、春を待つカエルのようにソワソワしながら待っています。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヨシの湿地
クロスジホソサジヨコバイ 2014年01月25日
クロスジホソサジヨコバイ
葉っぱの裏に約5ミリ程の変な虫を発見しました。調べてみると、クロスジホソサジヨコバイというカメムシ目の仲間でした。眼にみえる黒い点は眼ではなく、反対側の頭部に茶色の眼があります。頭部を尖らせることで翅先に見せているようです。黒い筋と長いスプーンからついた名前ですが覚える自信がありません。
文:前畑 撮影:山下
撮影場所:シダの谷
ひっそりと紅葉中 2014年01月24日
マンリョウ
常緑樹であるマンリョウの葉が紅葉していました。紅葉というとサクラやカエデなどの落葉樹の紅葉を思い浮かべますが常緑樹においても紅葉するものがあり、マンリョウの他にもナンテンやテイカカズラなどが紅葉します。落葉樹の紅葉と違い、華やかさは少ないものの、色の少ない冬の森の中ではその美しさが引き立つように感じます。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:シダの谷
隠れ身の術 2014年01月23日
キノカワガ
写真中央にガがとまっているのが分かりますでしょうか。木の皮にそっくりなこのガは名前をずばり「キノカワガ」と言い、その体には木の幹に付いたコケの模様などが見事に表現されています。写真の個体も入れて同じ木で3頭のキノカワガを見つけましたが白色の強いものや緑色の強いものなどその色合いは様々で、生物の多様な一面を垣間見ることができました。
文:山下 撮影:大熊
撮影場所:ヒキガエルの交差点からヒメタイコウチの交差点
やっと見つかりました 2014年01月22日
オオカマキリの卵嚢
オオカマキリの卵のうを発見しました。泡のようなこの塊の中には、200から300個の縦長の卵が入っています。この固形化した泡状の物質は寒さにも強く、とても丈夫ですが、鳥には勝てないようです。今年、森で発見できたのはこの1つです。「いろんな卵観察会」で皆さんに紹介できますように。
文:前畑 撮影:水野
撮影場所:トンボの湿地
こちらは卵で冬越です 2014年01月21日
クヌギカメムシの卵
コナラの幹にクヌギカメムシの卵を見つけました。先日紹介したツヤアオカメムシや家の中でも見かけることの多いクサギカメムシは成虫で冬を越しますがこちらは卵で越冬をします。少し気持ち悪く思える卵も、じっくり観察すると整然と並んだ美しい姿があることに気づきました。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からアベマキの交差点1
寄りそいながら 2014年01月19日
クズの葉痕
まぶしそうに寄りそうナマケモノの親子・・・は森にはいませんが、クズの葉痕が一つ一つ違った表情に見えて観察するのが楽しくなります。模様によってはタヌキの顔に見えたり、笑った顔や眠そうな顔もあります。探してみると色々な動物が見つかるかもしれません。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:ヒキガエルの交差点からヨシの交差点
嫌われがちですが・・・ 2014年01月18日
ツヤアオカメムシ
越冬中のツヤアオカメムシを見つけました。臭いにおいを出すため嫌われがちなカメムシの仲間。しかしあまりさえぎるものもない葉の上で寒さにじっと耐えている姿を見ると、かわいらしく見え、応援したくなります。見つけた場面によって印象が変わるものだと感じました。
文:黒川 撮影:黒川
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からアベマキの交差点-1
自然のかくし絵 2014年01月17日
コゲラ
この写真の中にコゲラが一羽写っています。白黒しましまの模様は図鑑で見るとにぎやかに感じますが、葉が落ち身を隠すもののなくなった冬の森では見事な目くらましです。写真では動きがないのでさらに見つけにくいと思います。皆さま発見できたでしょうか?
文:小池 撮影:小池
撮影場所:シダの谷
不思議な姿 2014年01月16日
チャバネフユエダシャク
観察の森での学習に来ていた小学生がチャバネフユエダシャクのメスを見つけました。ハネがないため変な生き物にみえますがこれでも立派なガの成虫です(メスと違ってオスにはハネがありよく見るガの形をしています)。いくら探しても見つからないものを子供はあっさり見つけてしまうものだと関心しつつ、生き物の不思議に驚かされた瞬間でした。
文:山下 撮影:大熊
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からアベマキの交差点-1
寒さに耐えてます 2014年01月15日
キタキチョウ
タカノツメの幼木にキタキチョウがとまっていました。キタキチョウは葉の裏や、木の根元の草むらなどに隠れて越冬するのであまり見かけることはありませんが、タカノツメの枝にとまっていたので鮮やかな黄色が目立っていました。この状態では雨もしのげないし、鳥にもねらわれそうで心配です。
文:前畑 撮影:前畑
撮影場所:ヤマグリの交差点からチゴユリの交差点
ミノの中身は 2014年01月14日
ミノムシ
ミノムシの正体はミノガ科のガの幼虫です。オスは羽化し、ガの姿になりますが、メスは一生ミノムシの姿のままです。また、種類によってミノを作る材料が違い、形や大きさも違います。冬になると何気なく見かけるミノムシですが奥が深いですね。
文:黒川 撮影:黒川
撮影場所:アベマキの交差点3からエナガの交差点
旅立ち 2014年01月13日
ガマ
ヨシの湿地ではフランクフルトのようなガマの穂がすくすくと立ち、綿毛のついた種子を飛ばしています。雪のように見えます。強い風に舞い上がり、青空に消えて行きました。より良い生育環境とさらなる種の繁栄を求めた旅立ちです。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヨシの湿地
やっとみつけました 2014年01月12日
山下
今シーズンはカマキリの卵のうを森の中で見かけることが少なく、やっと見つけることができたコカマキリの卵のうは、ヒノキの樹皮の裏に隠れるように産み付けありました。しかしながらカマキリの代表選手であるオオカマキリの卵のうはほとんど見つかっていないため、カマキリの卵のうを探す日々はまだまだ続きそうです。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ネイチャーセンター
まんまるでふわふわ 2014年01月11日
モグラの仲間
ネイチャーセンターの側溝のふたの上でさまよっているモグラがいました。安全な場所に移動してもらいましたが、しばらくするとまた戻って来て同じ場所をぐるぐると回っていました。側溝の上に何があるのでしょうか?ミミズの匂いがしたのでしょうか?謎は深まります。
文:前畑 撮影:水野
撮影場所:ネイチャーセンター
中古物件 2014年01月10日
ヒヨドリの古巣
木々の葉がすっかり落ちて、冬の楽しみ、鳥たちの古巣が見つけやすくなりました。これはヒヨドリの古巣です。森のあちこちで古巣を見かけます。動かないので双眼鏡でも見やすく、空き家なのでどれだけじっと観察しても鳥に迷惑はかけません。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:展望台
食べごろですか? 2014年01月09日
カキノキ
標本資料館のカキノキにヒヨドリが数羽集まっていました。実はちょうど熟して食べごろになっているのか美味しそうに食べていました。今年、森のカキノキは大豊作なので、あちらこちらで実を夢中に食べる鳥たちの姿を見ることができそうです。
文:前畑 撮影:小池
撮影場所:標本資料館
葉痕観察 2014年01月08日
タラノキの葉痕
12月にはハリエンジュの葉痕(葉が落ちた跡)を紹介しましたが、これは山菜「タラの芽」で有名なタラノキの葉痕です。規則正しく並んだ模様は水分や養分を運ぶ維管束の跡です。葉痕は植物によってとても個性があり、種類を見分ける手掛かりにもなります。身近な植物の葉痕を観察してみてはいかがでしょうか。
文:黒川 撮影:黒川
撮影場所:トンボ池
卵がいっぱい!! 2014年01月07日
クスサンの卵
俵型のフォルムに黒い点のあるこの卵はクスサンというガの卵です。いくつあるのかと数を数えてみると171個の卵を確認することができました。春にはこの卵から小さな毛虫がたくさん誕生しますが、そのうちのいくつが無事に大人になれるのでしょうか。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ヒキガエルの交差点からヒメタイコウチの交差点
新年のごあいさつ 2014年01月05日
ルリビタキ
ヨシの湿地でルリビタキがお出迎えしてくれました。メスか若いオスかははっきりと確認できませんでした。正面はベージュとオレンジの暖かな色合いですが、うしろ姿の尾羽と風切羽は淡く青みをおびて、飛び立つ瞬間は不思議な美しさです。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヨシの湿地

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