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2015年07月のトピックス

葉っぱもぐもぐ 2015年07月31日
マメコガネ
ヤマノイモの葉をもぐもぐと食べているのはマメコガネです。写真を撮ろうと近づくと後ろ足を上げて威嚇のポーズをとりました。写真は1匹で写っていますが集団で葉を食べていることが多く、ネイチャーセンターの周りでもヤハズソウを食べているところをよく見かけます。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:シダの交差点からヒキガエルの交差点
かくれんぼの名人 2015年07月30日
ニホンアマガエル
なにか面白いものはないかなと森をくまなく探していると、葉の上にニホンアマガエルを見つけました。このニホンアマガエルは身を潜ませたりするためなどに、体の色を変化することが出来ます。上手に隠れている生き物たちを探してみてください。
文:長縄 撮影:長縄
撮影場所:標本資料館
マンリョウの花 2015年07月29日
マンリョウ
うつむきがちに花を咲かせているのはマンリョウです。マンリョウというとお正の縁起物として飾られる赤い実を想像する方が多いと思いますが、夏に咲かせる白い花は清楚で美しい姿をしています。これから半年ほどかけて白い花から赤い実へ変身していきます。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:標本資料館
生き物たちも暑さに耐えています 2015年07月28日
コシロカネグモ
息苦しさを感じるほどの暑さです。生き物たちはどうしているかと森の中を歩いてみると、いつもなら自分が張った網の中央にぶら下がって獲物を待っているコシロカネグモが、網から離れて草の葉にぶら下がっていました。昼下がりの日光が直接当たる草むらです。太陽が傾くまで、日陰で休んでいるのでしょうか?
文:小池 撮影:小池
撮影場所:シダの谷
小さな発見 2015年07月26日
ベッコウハゴロモ
ネイチャーセンターの周りでもよくみかけるこの子の名は、ベッコウハゴロモと言います。ハネの端から端まででわずか1cmしかない小さな昆虫ですが、クズやヤマノイモ、ウツギ、ミカンなどの茎を吸うので、それを頼りにすると見つけやすいのでぜひ探してみてください。
文:長縄 撮影:長縄
撮影場所:ネイチャーセンター
シースルーの葉っぱ 2015年07月25日
コナラの葉
森の林床で見つけたコナラの葉が葉脈だけ残して何者かに食べられていました。涼しげなその姿は暑い夏の森にぴったりですが、コナラにしてみたら葉っぱを食べられてさぞかし迷惑なことでしょう。美しさを感じると共にコナラの行く末が少し心配になりました。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ネイチャーセンターの交差点
森のニューフェイス 2015年07月24日
ツシマトリノフンダマシ
常緑樹の葉の裏に見つけた不思議な生き物。ナナホシテントウに似た色と大きさですが、形はカニのよう。つかまえて調べてみたところ、ツシマトリノフンダマシという日本の南の地域に多いクモで、この森では初記録となりました。これから増えていくのでしょうか?動向を見守りたいです。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ネイチャーセンター
可愛らしさ2倍 2015年07月23日
ホシホウジャクとヘクソカズラ
ヘクソカズラにホシホウジャクの幼虫がいました。ヘクソカズラはその名の通り、葉などを揉むとくさい匂いがします。しかしその見た目はフリルをあしらった様な可愛らしい見た目をしています。そのヘクソカズラに、ホシホウジャクの幼虫がいる様子は可愛らしいさ2倍で、レンジャー達はメロメロなのでした。
文:長縄 撮影:長縄
撮影場所:ネイチャーセンター
生まれたて!! 2015年07月22日
キアゲハの幼虫
数日前にネイチャーセンター近くのミツバにキアゲハが産卵しているところを目撃してたので、雨の合間にミツバを確認してみると小さなキアゲハの幼虫が誕生していました。小さいうちは白黒ですが、大きくなると黄緑色の体に黒い縞模様のおしゃれなイモムシへ成長していきます。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ネイチャーセンター
夏の揚げ物 2015年07月21日
アブラゼミ
ジリジリジリジリジリと揚げ物をしているようなアブラゼミの声が少しずつ増えてきました。大きくてつやのある抜け殻もあちこちで見かけます。この森では全面茶色のはねを持つのはアブラゼミだけなので、姿を見るとすぐにわかります。翅脈(しみゃく:はねのすじ)の緑色が美しいです。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヒキガエルの交差点からシダの交差点
ふっくらとしたお星さま 2015年07月20日
キキョウの蕾
標本資料館の前に咲いているキキョウの中に、蕾をつけたものを見つけました。その蕾を真上から見てみると、ふっくらとしたお星さまの様な形をしています。花も綺麗なキキョウですが、花を咲かせる前も愛らしい姿をしています。標本資料館へ立ち寄る際には、ぜひキキョウも観察してみてください。
文:長縄 撮影:長縄
撮影場所:標本資料館
個性の出るお家 2015年07月19日
クサカゲロウの仲間
クサカゲロウの仲間の幼虫が木の幹の上を移動していました。背中にエサとして食べたアブラムシなどの死骸や植物のかけらなどを乗せているためこのような姿をしています。食べたエサの種類によって背負う“お家”の色が変わるため写真のように白いものや茶色いものなど様々なお家が見られます。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ヒキガエルの交差点からヒメタイコウチの交差点
イヌザンショウの花 2015年07月18日
イヌザンショウ
ヨシの湿地のイヌザンショウが花を咲かせています。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」のことわざでも使われるサンショウよりも葉っぱや実の匂いが少ないようです。ちなみに雌雄異株の植物で、写真の花は雄花です。そのため残念ながら秋に実はつきません。
文:山下 撮影:小池
撮影場所:ヒキガエルの交差点からヒメタイコウチの交差点
まだまだ半人前? 2015年07月17日
ツバメ
ツバメがネイチャーセンター二階の手すりにとまっていました。嵐の合間をぬって食事に来たようです。三羽並んですまし顔ですが、一番右の個体はまだくちばしが黄色く、全体的にくすんだ色合いの幼鳥です。この直後、ぬれた手すりからつるりと滑って、ばたばたと慌てていました。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ネイチャーセンター
雄々しい?ユーモラス? 2015年07月15日
オオゴキブリ
朽ちた切り株の上にたたずむ一匹のオオゴキブリ。普段は朽木の中に棲んでいるのですが、こんな目立つところで何をしているのでしょうか?写真を2、3枚撮るとびっくりしたように切り株の中へ逃げていきました。たたずむ姿は雄々しいですが、逃げる姿はなんともユーモラスでした。
文:山下 撮影:小池
撮影場所:ネイチャーセンターの交差点
夏ですが、、 2015年07月14日
アキノタムラソウ
シダの交差点付近ではアキノタムラソウが咲いていました。こんな暑い日にも咲いているのにアキノタムラソウ?と疑問に感じて調べてみましたが、確かな由来は分かっていないそうです。紫の小さな花を眺めながら、名付けた人に思いを馳せるのでした。
文:長縄 撮影:長縄
撮影場所:シダの交差点
美麗なハンター 2015年07月12日
キアシナガバチ
生い茂った木の葉のかげでキアシナガバチが肉だんごを作っています。材料はシャクガの仲間の幼虫でしょうか。黄、黒、橙の美しい色合いときゅっとくびれた腰がキアシナガバチの魅力だと思いますが、この美麗な姿でイモムシなどを狩り、肉だんごにして持ち帰り、幼虫にあたえます。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:キビタキの交差点からサワガニの交差点
ひっそりと咲いています 2015年07月11日
ジャノヒゲ
うつむきがちに白い花を咲かせているのはジャノヒゲです。低い位置に咲く花はあまり目立ちませんが、小さな星のような可愛らしい形をしています。下向きに花を咲かせるので森で出会ったらそっと返してその花を観察してみてください。ただ地面に近いところあるので手を伸ばすさいは周囲に危険な生き物がいないか確認してくださいね。
文:山下 撮影:山下
撮影場所:ヤブムラサキの交差点からオオルリの交差点
何の擬態? 2015年07月09日
オオトリノフンダマシ(メス)
宇宙人の顔?カマキリの頭?二つの丸い突起が気になるこの物体、オオトリノフンダマシというクモです。写真で見て上の部分が頭で、頭にそって脚があるのがわかるでしょうか。外見が鳥のフンに似ていることからついた名ですが、あまりそうは見えないような……。あなたは、何に見えますか?
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ヒキガエルの交差点
森の忍者 2015年07月08日
ニイニイゼミ
いつも木に止まって鳴いているニイニイゼミが、今日は葉っぱの上にいました。木に止まっている時の姿はまるで森の忍者のようですが、今日の写真はニイニイゼミがどこにいるのかとても分かりやすく写っています。今日のように足元もよく観察してみると、運命の出会いがあるかもしれません。
文:長縄 撮影:水野
撮影場所:市木の交差点からツリバナの交差点
集いの場 2015年07月07日
樹液に集まる昆虫
アベマキの樹皮に昆虫が集まっていました。このように樹液が出て昆虫の集まる木は毎年変わるのですが、今年はこの観察路沿いの木が人気のようです。カブトムシやカナブンの他にスズメバチの仲間も集まってきますので、観察するさいはお気をつけください。
文:山下 撮影:小池
撮影場所:ヤブムラサキの交差点
スーパーでは見られない姿 2015年07月05日
ミツバ
お吸い物や丼物に散らされたり「添え物」的な扱いの多い、ひょろっとしたミツバ。野生では力強く青々と茂り、こんな花も咲かせていることをご存知でしょうか。花は写真のように薄紅のはいったものから純白まで、個性も様々です。決して添え物ではないミツバの魅力に注目です。
文:小池 撮影:小池
撮影場所:ネイチャーセンター
雨が続けば 2015年07月04日
ケショウシロハツ
ネイチャーセンターのそばにケショウシロハツが生えていました。写真のものはまだ生え始めたばかりのようですが、成長すると傘に大きな淡赤褐色の斑紋が出来るのが特徴です。キノコはカビの仲間ですので、温度や湿度の条件が良い梅雨の季節にも多く生えます。雨が続くこの季節には、きのこを探して森を歩くのもおすすめです。
文:長縄 撮影:木村
撮影場所:ネイチャーセンター
むぎゅっ!! 2015年07月03日
ムササビ
巣箱から顔をのぞかせているムササビ。よく見ると顔が2つ並んでいます。その大きさとあどけない顔立ちからおそらく今年生まれの兄弟と思われます。何か外に気になるものがあったのでしょうか?小さな入り口にぎゅうぎゅうに詰まった姿は可愛らしいですが少々苦しそうです。
文:山下 撮影:水野
撮影場所:オオルリの交差点

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